当ブログsoireeは管理人kanaeによる雑多な二次創作を扱っております。苦手な方等はご容赦ください。


by kanae
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02 教育上良くないです

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部屋は防音ではなかった。安全のためである。外にいるものが、有事の際にすぐ駆けつけられるように。
こういった日は必ず、リボーンが護衛についていた。
「他の人には見られたくないんだ」
どうしても毎日誰かの警護を受けなければならない立場に綱吉があることは仕方がない。それでも、気のおけるものに、どうしても見られたくはない場面もある、ということだ。
たとえば、人を殺すときとかもそうだ。

部屋の中から、かすかに声が聞こえた。
かすかな嬌声、甘く柔らかな。
心を殺してじっとリボーンは立っている。いつもこの役回りは自分に回ってくるようにした。


自分が一番大切で、愛しているのは綱吉だ、と思う。
相手の男を、蹂躙している男を、殺したくて殺したくて仕方がない。唯一無二の存在を汚すことができるなんて。
それもこれも、はやく綱吉が、誰にも負けない強さを得たら。すべてが解決するのではないか、と思ってしまう。美しいその女を、誰もが独占することもないように。強く、美しく、気高い、最高傑作。大切な、大切な綱吉。
すべての気持ちを殺し、かすかな声を耳に入れる。






綱吉はもうすぐ成人する。



リボーンは小さな手のひらを見やる。
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by kanae-r | 2010-02-04 09:20 | 師弟関係10のお題>r | Comments(0)