当ブログsoireeは管理人kanaeによる雑多な二次創作を扱っております。苦手な方等はご容赦ください。


by kanae
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01 明日さえ見える

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要するに、綱吉はもてた。誰からも愛され、綱吉も平等に愛した。
その中で平等でなく、とりわけ愛されたものを誰しもが妬んだ、ザンザスを。

綱吉発火事件からしばらく、休養・ということで綱吉は休暇をもらった。
そして綱吉からのお願いで、ザンザスも一緒に休暇をもらえたのだった。ライバルが多い中で本当に珍しいことだった。隙あらば離そうとする輩が多い。それでも今回の一件で少し見直されたようだった。
自分自身心の狭い人間だと思うが、それでも結婚してから、とても他人に優しくなった。その様子をなかなか外に出すことがないからであるが、唯一獄寺は普段綱吉とともに行動しているからか、その場面を見ることが多い。だからこそ、以外なことに獄寺がだれよりも二人のことを理解しているのだった。

「どちらに行かれますか」
獄寺が綱吉に問う。
「ねぇ、ほんとに休みもらっていいの?俺素直に受け取るよ、昔からさぼり癖あるの知ってるくせに」
「知ってますよ。今回は特別です。またああならないように充電してきてください」
獄寺くんありがとー、と瞳を潤ませ綱吉が獄寺に抱きついた。家庭教師はそこで不機嫌そうな顔をした。
「ツナ、ほどほどにしろよ。帰ってきたらねっちょりしごいてやるから」
「またかよ・・」
ボルサリーノを手に取り、リボーンが執務室を出ていく。
「俺はその間、てめぇの代わりに働いてくるんだから」
「ありがと、リボーン!」
綱吉はにこにこ笑う。
「そうだなぁ、海があるところがいいかな」




「護衛は最低限つけさせていただきますが、何よりザンザスにお願いしてありますので」
「わかった、ありがとう」
電話を切ってから、綱吉はザンザスの腕に絡む。にこりと笑う。
「ねぇ、綺麗な空でしょう」
青の海、青の空、明日まで見えてしまいそうに。
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by kanae-r | 2010-02-02 08:28 | 空色5題>r ♀27 | Comments(0)