当ブログsoireeは管理人kanaeによる雑多な二次創作を扱っております。苦手な方等はご容赦ください。


by kanae
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03 仮病ノントロッポ

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10月14日は、綱吉の成人祝いだった。
イタリアでの成人は18才である。
その年のボンゴリアンパーティでは名実ともにアルコールが解禁、ということもあって、派手にアルコールがふるまわれた。あれよあれよという間に、綱吉も赤くなっていく。沢山の美しい宝石、ドレス。沢山の贈り物。

もうすぐ、夜明けだ。綱吉の周りには死屍累々。今日は俺が主役とか言ってなかった?
自分が強いわけではない。けしてない。けれどいつも、度を越えて飲みすぎて、それでいて、つぶれるのが廻りなだけだ。結局みんな飲むのがすきで、盛り上がって、つぶれてしまう。かならず、飲み勝負になる。

部屋にもどろ、とそう思って、自分の着ていたものを回収する。ネクタイ、ジャケット・・これだけだったか。
ソファの上に落ちていた携帯を取ろうとして、そしてかがんだ瞬間に、おぶさってきたものがあった。

「!」
しっとりとやみのにおい。
小さな身体が、今はだいぶ大きくなった気がする。
「おかえり、リボーン」

「帰ったぞ、ツナ」
目を開けたまま、意識はあるようだがこれは眠る寸前だ。
「ツナ、戻るのか」
ニコリ、と笑う。酒が入っているのか、綱吉はとても嬉しかった。
「おまえ、戻ったなら早くきてくれればいいのに」
「ツナの処に戻る前に色々絡まれてな」
「お誕生日おめでとう、リボーン」
「おめでとう、ツナ」
リボーンをおぶさりながら、綱吉が自室に歩きだす。
「俺、寝るよ。一緒に寝る?」
「俺も寝るぞ」
「うん」

「ツナ、酔ってるだろ」
「わかる?若干、ね、のみすぎ」
ふふ、と綱吉が笑う。
「昨日、リボーンいなかったから、お祝いできなかった」
「またこんどな」
「うん」

やがて、自室について、ぽすん、とリボーンをベッドにおろす。
つかれた、と飛び込むと、ぽんぽん、と背中をあやす掌。
「ついに6歳かぁ。大きくなったねぇ」
「お前、18歳には見えねぇな。色気もねぇし」
「うるさいなぁ。大好きだよ、リボーン」
ぎゅ、と腕の中のこどもを抱きしめる。
これはお遊びだ。お互いにわかっているから、成り立つゲーム。
「・・ダメツナ」
ちゅ、と唇に落とされるキス。綱吉は、何もわからないふりをして、目を閉じた。
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by kanae-r | 2010-02-07 22:08 | 師弟関係10のお題>r | Comments(0)