当ブログsoireeは管理人kanaeによる雑多な二次創作を扱っております。苦手な方等はご容赦ください。


by kanae
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01 指を絡めて、寄り添って

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綱吉は傍らで眠る女の髪をなでる。
白い肌は美しい。何も身につけないほうが、一番似合う、稀有な純粋さがある。
それでもその肌の皮一枚下は、臓物がないのだけれど。

髑髏はすぅすぅ、と規則正しい寝息だ。穢れを知らぬような、その白。穢したくなる衝動。
「ねぇ、お前は本当は、さ、愛されたいんだろう」
骸が出てくるわけでもない、髑髏の意識があるわけでもない、それでもつぶやく。
綱吉の勘は言う。本当は寂しがりやで、表現の苦手な二人。支配されたいのだ、きっと。大きな力でもって、大きな器に、水は注がれなければならない。
綱吉は髑髏が、冷えぬように毛布をかける。
温かいのか、冷たいのか、わからない。それでもその肌は人間らしい匂いがする。
ううん、と髑髏が唸る。そしてぼんやりと目が開く。最中の彼女は、潤んだ瞳で、そして溶けることに幸せを感じている。そしてその意識のどこかで、骸が共有しているのではないか、と綱吉は思っている。
目が開いている。その瞳が、にこりと笑み、また閉じた。綱吉は不機嫌な顔をする。

今のは、骸の瞳だった。
(いつか、助けにいくから)
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by kanae-r | 2010-02-06 14:01 | 甘えて、5題>r | Comments(0)