当ブログsoireeは管理人kanaeによる雑多な二次創作を扱っております。苦手な方等はご容赦ください。


by kanae
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02 月も待たずに、キスをして

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「骸につたえてよ」
琥珀色の瞳が髑髏を見つめている。髑髏はどっきりしてしまう。そんなに綺麗なものに見つめられると、溶けてしまいそうなのに。
「覗き見される趣味はないって」
髑髏はどきりとした。聡い彼には全てがわかっていたのだ。髑髏の感情が少しだけ骸に流れてしまっていること。
「ボス、知っていてほしいの」
思い切って髑髏は言う。
「骸様も幸せなのよ、ボスが独り占めできるから」
綱吉はびっくりした顔をした。意外なことばが来たかのように。
「幸せなの?」
と問いかける顔は少しあきらめの入った笑みがある気がする。
「骸様は独占欲が強いの」
「・・まぁ、予想はつくけど」
髑髏は、大好きな大好きなボスの頬に口付ける。綱吉はやんわりと腕を回して、
髑髏を抱きしめてくれる。暖かい腕。髑髏はこの温かさがずっとほしかったのだ。
「骸様もボスを独占したいの。そして私はボスも骸様も幸せなら幸せ」
苦笑しているのは綱吉だった。そんなことはお構いなしに、髑髏はもう一度キスをする。
これが哀れみだとしても、髑髏は幸せだった。
髑髏には、骸と、優しい綱吉がぬくもりを教えてくれるから。窓の外は新月である。
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by kanae-r | 2010-02-06 20:59 | 甘えて、5題>r | Comments(0)