当ブログsoireeは管理人kanaeによる雑多な二次創作を扱っております。苦手な方等はご容赦ください。


by kanae
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30

今までとは違うやり方の


やめておけばよかったと後悔するのはいつも事の後だ。気づいたらそういうことになっているのだけれど、いつも後になって後悔する。
のだめがたまに見せるその隙が千秋を弱らせていくのだと千秋は思っている。
今更比べるようだが、彩子はどこまでもまだ常識人だった。
それが今常識の通用しない相手とあって、千秋は弱くなるのだと思っている。
普段だって、のだめをからかったりこづいたり、たまにはぎゅうと抱くだけで満たされるのに、またのだめが隙を見せた途端、こうだ。まだ抜けきっていない放心状態でのだめは寝転んでいる。
このありえない状況。
やる気なくベッドの上に投げ出されたのだめの手足が手持ち無沙汰なように思えて仕方なくて、それで千秋は思わずちょっかいを出した。
おいこら、といって頭をぐしゃぐしゃにするとのだめはふぎゃーと奇声を発して身をよじった。そこにいつものらしさを見つけ千秋は知らず安堵する。何かを吐き出し終わった後のような妙なすがすがしさが見て取れて、千秋は少し苦笑した。
隙が見える度の新しい対処法。こんな方法は数年前を考えたら本当に予想できなかった。
何もかも自ら切り開くしかなかった頃。
ほんの少し、こうしてのだめを救えるという事実を千秋は安心していた。何よりも依存しているのは自分だと言う事実を目の当たりにするようなものだけれど。
 側にいるだけで
なんて言葉は一生かけても言わないけれど、千秋はもう知っている。
[PR]
by kanae-r | 2004-12-11 21:15 | ss>nodame | Comments(0)