当ブログsoireeは管理人kanaeによる雑多な二次創作を扱っております。苦手な方等はご容赦ください。


by kanae
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04’MATASABURO THE WIND IMP’





かつて並盛の風紀を取り締まる者として畏れられた男は、ボンゴレの所属となってからも、日本を拠点にした。
日本には関係者が多すぎたし、むしろ守護者が一人日本を拠点にする、ということはファミリーにとっては護衛の面からも都合が良かった。
戦争をしましょう、という綱吉からの緊急招集で日本から来たはいいものの、組まされたチームはザンザスとマーモンであった。
「このメンバーはさ、殲滅しなさい、ってことだとおもうんだけど」
かつて赤ん坊であったアルコバレーノ達は、少年か、青年か、と言える年齢まで成長していた。
比較的小柄であったマーモンは、アルコバレーノの中では一番小柄であり、その少年らしい健康的な手足がフードとマントから伸びている。
「ボス、雲雀、殺しはダメだからね」
ふん、という応えと、わかったよ、と言う声。なんでぼくがお目付け役なんだ、とフードの少年がぼやく。




「ドンナ・ボンゴレが同盟をお望みだ」
「お前、ヴァリアーのザンザスだろう」
「応えは」
「否、だ。私達はいつ何時、誰の挑戦でも受ける」
「同盟の申請は拒否された、と認識するが宜しいか。しいてはボンゴレは貴社の吸収を望むが」
「それも否、だ」
「そうか、その答えを受け取り次第、強制的な行動も否めないがよろしいか」
その問いに対して、ザンザスに銃口が向けられる。
にやり、とザンザスが笑んだ。





「やーだ、またタダ働き?」
たのむよ、マーモン。
電話越しに綱吉が頼む。
「ボーナス出してくれない?」
かんがえとく。
「わかった」
電話を切って、マーモンは惨状に目を見やる。
殺しは確かに行われなかった。目的の指輪の回収と血をつなぐ代表者の身柄も確保した。
それをいいことに、日頃のストレス発散、とばかりに暴れたのはヴァリアーのボスと、雲の守護者だった。
「はぁ」
綱吉から頼まれたとおり、この惨状を幻覚で元通りにする。その間に、ボンゴレの構成員達が惨状を元通りにするはずである。
夜、風が吹いて、星が瞬く。
「ねぇ、ボス」
「なんだ」
マーモンの問いに、妻のことを感じたのか、遠方を見やる。
頼んだ、という声を残して、ヴァリアーのボスが次の現場へと向かう。肩から掛けたマントが、風にたなびいている。
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by kanae-r | 2014-02-08 20:39 | IHATOV>r ♀27 | Comments(0)