ヴルタヴァ
2014年 02月 14日
+
とある日、日曜日だったと思う。
その日は綱吉もランボもリボーンもいた。
いつものように、喧嘩をした末にランボが取り出したのは10年バズーカ。
運悪く当たったのは、綱吉で、
ぼふん、と煙に包まれて、やってきたのは、未来の綱吉であるらしかった。
きょとり、とした顔が、やがて自分がいる状況を飲み込んだらしく、
すぐに破顔し、そして懐かしい、と目の前にいたイーピンとランボを抱いた。
「ちいさいイーピンとランボだね」
オトナの匂いのする未来の綱吉は、とても綺麗で、美しくて、
そのとき、隣にいたランボなんか、びっくりして顔が真っ赤になっていた。
すりすり、と頬ずりされたその綱吉の頬が、
とてもすべすべで、きもちよくで、イーピンはびっくりした。
「チャオ、リボーン」
綱吉の声を間近に聞く。顔は見えない。
「ツナか」
リボーンの声。
「このあと、オレ、びっくりして帰ってくるだろうから、何も聞かないでね」
「・・・」
どういう意味だ、という問いは発せられなかったようだったけれど、
綱吉は上機嫌で、イーピンとランボを抱き下ろし、そして次にリボーンを抱いた。
「ああ、ちいさい」
普段であれば、絶対に綱吉には身体を触れさせないだろうが、
リボーンがおとなしくしている。
そして、この大きくなった綱吉が、油断も隙もない、強い人になってしまったのだ、ということは、
殺し屋をやっていたイーピンにもわかった。
それでも、この美しさにほれぼれとする。
「じゃあね、リボーン。大好きだよ」
ぼふん
時間が経過して、リボーンを抱いたまま、綱吉が帰ってきた。
顔を真っ赤にして。
次にリボーンを抱いていることにびっくりしたのか、固まった。
その瞬間に、リボーンが綱吉の頭をものすごい勢いで殴って、そして綱吉がふとんに沈んだ。
珍しく綱吉からリアクションはなく、ランボが無邪気にきれいだったなぁ、と笑っている。
綱吉は真っ赤で、固まっていた。
イーピンは面白くて、哈哈、とわらった。
+
「イ・・・イタリア?」
綱吉は驚いて、傍らのリボーンを見た。
「でも、坊主、それってかなり遠い場所だろ?」
山本が聞いた。すっとぼけんな、と獄寺が言った。
「なんでロンシャンはイタリアなのかな」
「抗争だろう」
とある日、日曜日だったと思う。
その日は綱吉もランボもリボーンもいた。
いつものように、喧嘩をした末にランボが取り出したのは10年バズーカ。
運悪く当たったのは、綱吉で、
ぼふん、と煙に包まれて、やってきたのは、未来の綱吉であるらしかった。
きょとり、とした顔が、やがて自分がいる状況を飲み込んだらしく、
すぐに破顔し、そして懐かしい、と目の前にいたイーピンとランボを抱いた。
「ちいさいイーピンとランボだね」
オトナの匂いのする未来の綱吉は、とても綺麗で、美しくて、
そのとき、隣にいたランボなんか、びっくりして顔が真っ赤になっていた。
すりすり、と頬ずりされたその綱吉の頬が、
とてもすべすべで、きもちよくで、イーピンはびっくりした。
「チャオ、リボーン」
綱吉の声を間近に聞く。顔は見えない。
「ツナか」
リボーンの声。
「このあと、オレ、びっくりして帰ってくるだろうから、何も聞かないでね」
「・・・」
どういう意味だ、という問いは発せられなかったようだったけれど、
綱吉は上機嫌で、イーピンとランボを抱き下ろし、そして次にリボーンを抱いた。
「ああ、ちいさい」
普段であれば、絶対に綱吉には身体を触れさせないだろうが、
リボーンがおとなしくしている。
そして、この大きくなった綱吉が、油断も隙もない、強い人になってしまったのだ、ということは、
殺し屋をやっていたイーピンにもわかった。
それでも、この美しさにほれぼれとする。
「じゃあね、リボーン。大好きだよ」
ぼふん
時間が経過して、リボーンを抱いたまま、綱吉が帰ってきた。
顔を真っ赤にして。
次にリボーンを抱いていることにびっくりしたのか、固まった。
その瞬間に、リボーンが綱吉の頭をものすごい勢いで殴って、そして綱吉がふとんに沈んだ。
珍しく綱吉からリアクションはなく、ランボが無邪気にきれいだったなぁ、と笑っている。
綱吉は真っ赤で、固まっていた。
イーピンは面白くて、哈哈、とわらった。
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「イ・・・イタリア?」
綱吉は驚いて、傍らのリボーンを見た。
「でも、坊主、それってかなり遠い場所だろ?」
山本が聞いた。すっとぼけんな、と獄寺が言った。
「なんでロンシャンはイタリアなのかな」
「抗争だろう」
by kanae-r
| 2014-02-14 05:26
| Má Vlast>r ♀27