当ブログsoireeは管理人kanaeによる雑多な二次創作を扱っております。苦手な方等はご容赦ください。


by kanae
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07 これは賭け





「待ちだ」


リボーンが音信普通になり、周りの守護者達はかなり動揺していたが、綱吉は冷静だった。
その中でのマッチナファミリーから抗争の知らせ。ここしばらく、抗争の種となるものは無かったはずであった。それでも綱吉はぽつりと、獄寺に、石の力が狙われている気がする、と呟いた。





「一万」
綱吉がくるり、とペンを回す。
「これが過去からボンゴレが配下に置いてきた組織の数」
部屋に集まっていた幹部は、ドンナの指示を仰ぐ。
「その中から、煽られて旗を揚げるやつらが出てくるのが先か、マッチナファミリーが先に動くか」





ふわり、と笑うその瞳が、絶対零度に燃えていた。

「ちょっと待ってみよう」


スクアーロ、と綱吉はヴァリアーを代表して来ていた銀髪の男に、さらさらと紙に言葉を書いて渡す。
「君のところには、これをお願いしたいので、マッチナファミリー関係には触れないでくれ」
「・・牽制のつもりかよ」
くつり、とスクアーロが笑って、にこ、と綱吉が笑んだ。
「ザンザスによろしくね」










「ああでもしないとリボーンがヴァリアーに狙われるでしょ」
「・・・そうですかね」

「俺はあいつを信じるよ」

そう言い切って、綱吉がどうどうと、普段通りの仕事をしているものだから、
帰って獄寺は焦った。

(・・あとで後悔はしてほしくない)


獄寺の心を読んだのか、ちらり、と目線を挙げて綱吉が笑んだ。

「獄寺くん、心配しないで。俺は欲張りなんだ。家族を失いたくない」

陽の光で、綱吉の亜麻色の髪が、金色に光る。
「昔、ランボとイーピンと、フゥ太と、こどもたちとかくれんぼをしていてね。それでリボーンがオレも混ざる、とか言い出して、獄寺くんも一緒に遊んだの、覚えてない?」
「・・・ああ、そんなこともありましたね」
「そのときに、いつもは絶対直感で変装を見破れたのに、どうしてもリボーンが見つけられなくて」
「ええ」
「ランボとイーピンとフゥ太が疲れてねちゃって、降参したらね、あいつが帰ってきて、こんどオレを見つけられたら、何でも言うこときく、っていったの」
「はい」
「それでね、そのとき、居なくならないで、って言ったんだ」
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by kanae-r | 2014-02-09 22:15 | 師弟関係10のお題>r | Comments(0)