当ブログsoireeは管理人kanaeによる雑多な二次創作を扱っております。苦手な方等はご容赦ください。


by kanae
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07 紅玉 : 遊撃の二番手











ビアンキは綱吉に感謝をしていた。
かつて、リボーンを家庭教師の仕事から自由の身にするために殺そうとしていたこともあったが、
美術と家庭科の家庭教師という名目で沢田家に居候出来たことで、愛するリボーンの傍で暮らせた。
1つところに収まるところの無いリボーンと過ごせた何気ない日常が、とても貴重な日々だった。

そして、それ以上に、腹違いの弟のことがあった。




8歳で別れてから、その後の生活や彼の想いを知る機会はほとんどなかったし、
こうして今再び、顔を合わせることが多くなったとしても、
一目見るだけで腹痛、酷い時は失神を起こし、更に酷い時は石化されてしまっては、触れ合うこともできない。

その中で、弟が綱吉によって、救われ、自分の居場所を見つけたことが、
ビアンキにとっては、心から嬉しく、安心したことであったし、腹違いの弟との、誤解を解いてくれた綱吉には本当に感謝している。
感謝であって、今は殺意は無い。

そう、仮にリボーンが、綱吉に執着していることに気づいていても。













「寛大ですよね」
京子とハルは、ビアンキに良く懐いていた。
だからこそ、リボーンと綱吉の師弟関係の変化にも三人は気づいていたし、情報交換をしていた。
リボーンのその行動は、執着に近い、ということをハルは言ったが、
それでもなおビアンキのリボーンに対する愛は変わらない。
「愛」が第一の信念で行動原理であり、愛とは、それだけ深くて、曲げるべきものでもなく、たいせつなことなのだと、ビアンキは信じている。

「寛大かしら」
ビアンキの問いに、京子がふふ、と笑った。
三人でこうしてたまに、息抜き、といってたわいのない話をする。彼女たちとは姉妹のような関係だった。

「そもそも、私は四番目だけれど、それで良いの」
「うーん、大人です」
「なかなかそこまで到達できないよねぇ」
ねぇ、と京子とハルがうなづきあう。


ぱくり、とつまんだチョコレート。
甘美な味、これを作って、愛する人に食べさせたい、とビアンキは思う。

愛の園を築くためには、愛を邪魔する全ての存在を除けなければならない。
そうした生き方しか、自分には出来ないのだ。
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by kanae-r | 2014-02-16 17:20 | 12の宝石言葉>r ♀27 | Comments(0)