当ブログsoireeは管理人kanaeによる雑多な二次創作を扱っております。苦手な方等はご容赦ください。


by kanae
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Kings have long arms

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ただいま、とリボーンがかけられた声は、
やわらかいものだったが、
その身体は散々たる様子だった。

仕立ての良かったジャケットは何処へやら
絹のシャツは焼け、破れ、
血飛沫が飛んでいる。

リボーンは、内心、どきりとしたものの
表情には出さずに、ボロクソだな、ツナ、と笑って言った。



それに対して、ひどいなぁ、と柔らかい声が応えて、
リボーンのいたソファを通り過ぎると
ぽすり、とベッドに倒れ込む。

そのまま意識を失うようにしているので
おい、と声をかけると、
きれいなファイアレッドの瞳が開いて、リボーンをみた。

「・・・先生が、後悔しちゃだめだよ」
笑いを含んだその瞳の、奥底にある心の声を、
きかないふりをして
(かつて、綱吉は自分のことを、絶対に死なせない、と言った)
まだ子供の身体の自分を、綱吉がぐい、と引き寄せる。

血と硝煙のにおいに
綱吉のあまい、あたたかいにおい。
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by kanae-r | 2014-02-20 05:33 | PROVERBS >r ♀27 | Comments(0)