当ブログsoireeは管理人kanaeによる雑多な二次創作を扱っております。苦手な方等はご容赦ください。


by kanae
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凱旋

おかえり、と優しい声で迎え入れてくれた千秋に、のだめはくしゃり、と顔をほころばせた。
ただいまデス、というと千秋は凱旋おめでとう、とぽんぽん頭を叩き、のだめのスーツケースを中に運び入れた。
部屋の中は夕方の日の匂いでいっぱいである。
一ヶ月間帰ってなかったこの部屋が懐かしく思えて仕方がない。すとんとソファに腰をおろすのだめに千秋はコーヒーを出した。手、洗ってこいよという言葉に従い子供のようにはーいと返して向かう。ああ帰ってきたなぁと思って、何よりもこの部屋は一ヶ月前と何一つ変わらない。(きれいになっている以外には)
どうだった?と問う千秋にのだめはゆっくりと長いコンクールの話をした。ふーんと適当に相槌をかえしながらもちゃんと話を聞く千秋だということはのだめが一番よく知っている。
浮気しませんでしたか?もしかして知らない女の靴下が・・・とソファを覗き込むのだめ。そんなわけあるかとそのままどつくとふぎゃ、と例の声を出した。
お前こそ、と首から下がるチェーンを引っ張る。そんなわけないじゃないですか、ムキーとおこりながらのだめが言った。
指輪だと演奏中は外さなければならない、ブレスレットも同じく。
だからのだめはネックレスを選んだ。小さな天使のモチーフの。
そうしてつけてやったかわいらしい金色の天使が今日も胸元で踊っている。
夕日を受けてきらりきらりと金色の光を放っていた。
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by kanae-r | 2005-05-04 08:24 | ss>nodame | Comments(0)