当ブログsoireeは管理人kanaeによる雑多な二次創作を扱っております。苦手な方等はご容赦ください。


by kanae
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バルセロナ、12月

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その年のグランプリファイナルで、ユウリは何人かの生徒のコーチとサブコーチを兼任していたので、忙しそうだった。ホテルの部屋では彼と会えたが、深夜になってしまったし、彼も生徒を牽引していたので、そこまで二人の時間は取れなかった。
まもなくFSだ。落ち着いたようすのロシアのユーリは、イヤホンをして目を閉じている。ヴィクトルは少し離れた場所に、アジアかオセアニアかの選手と話し込むユウリの姿を見つけた。
ユーリそろそろ時間だよ、と肩をたたくと、ユーリは六分間練習に向けてうなずいた。ユーリは成長痛に悩んだ一年だった。それでもファイナルまで来ている。彼は優秀なスケーターだ。
何度かステップとジャンプを確認し、リンクから出たユーリは黒髪の選手と何か話している。彼がオタベックアルティンだ。ユーリからよく話を聞いていた。カナダのスケートクラブにいると聞いた。今日はカザフスタンの国旗を背負っている。ユーリよりも年上だろう。カナダだときっとトロントだろう。優秀な名門はトロントにあった。




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by kanae-r | 2017-01-24 08:08 | YURI ON ICE | Comments(0)