当ブログsoireeは管理人kanaeによる雑多な二次創作を扱っております。苦手な方等はご容赦ください。


by kanae
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世の中にさらぬ別れのなくもがな千代もといのる人の子のため

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そうっと踏み入れた病室は、春の風を受けて白のカーテンが揺れていた。
白ばかり、ただ1つの色味は、きっと母さんがいけたのであろう花瓶の花だ。
ヘッドフォンが枕もとにおいてあった。音楽が足りないのだろう。
一歩入って立ち止まった俺の手に、のだめが少し触れた。
そして自分の手が震えていることに気づいた。
ベットの上に、白髪の出てきた黒髪、少し痩せた顔。

「父さん」

呼んだ声。柔らかな風が吹いている。
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by kanae-r | 2005-10-04 17:51 | ある家族の風景>nodame | Comments(0)