一等の星
2005年 12月 20日
群青の色の空から薄い橙が西の地平線に広がっていた。
ふうっと吐き出した息が仄かにしろみを帯る。となりの人のそれを見、千秋は少し冷えて来たのだと感じる。
「あ」
引いた手を少しかたく握り締めたら、のだめが小さな声を出した。その視線の先を見やる。
反対の腕がすっくと指差す。
「おー」
煌煌と、橙と青の混ざった緑色の空に一つ、星が光っていた。
ふうっと吐き出した息が仄かにしろみを帯る。となりの人のそれを見、千秋は少し冷えて来たのだと感じる。
「あ」
引いた手を少しかたく握り締めたら、のだめが小さな声を出した。その視線の先を見やる。
反対の腕がすっくと指差す。
「おー」
煌煌と、橙と青の混ざった緑色の空に一つ、星が光っていた。
by kanae-r
| 2005-12-20 17:30
| 連>nodame