当ブログsoireeは管理人kanaeによる雑多な二次創作を扱っております。苦手な方等はご容赦ください。


by kanae
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オディール・マルコッティの話 10  「フィナーレ」






継承の式典はしめやかに執り行われた。

「リングだ」

XANXASから渡されたそれは、先代が手にした、原型のリングであった。
機から見れば、何のエネルギーも感じない、とオディールは思う。

唯一家庭教師が触らないものが、このリングで、
先代の死後は、九代目の子息であるこの男が預かっているのだ、と聞いていた。

準備は、と聞かれ、オディールはこくり、とうなずく。











全身から発火しているように見えた小さな体が、次第にその焔をカラダのなかに収めていった。
小さなカラダが、重力にしたがって、かくりと地面に膝をつく。

「オディール!」駆け寄った山本と獄寺が、
うすらと開いている目が、どこか潤んでいるのを見つける。

そして、唇が、その人のことをさして、動いているのに気付く。
パパン、と。

そして、確かに、救われたような顔をしているのである。
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by kanae-r | 2014-01-27 23:22 | odile>reborn | Comments(0)