当ブログsoireeは管理人kanaeによる雑多な二次創作を扱っております。苦手な方等はご容赦ください。


by kanae
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カテゴリ:連>nodame( 26 )



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by kanae-r | 2007-03-14 02:58 | 連>nodame | Comments(0)


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by kanae-r | 2007-03-14 02:51 | 連>nodame | Comments(0)


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by kanae-r | 2007-03-14 02:50 | 連>nodame | Comments(0)


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by kanae-r | 2007-03-14 02:46 | 連>nodame | Comments(0)


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by kanae-r | 2007-03-14 02:10 | 連>nodame | Comments(0)


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by kanae-r | 2007-03-14 01:31 | 連>nodame | Comments(0)
「はぁ」
「ですから奥様どうぞ体調管理と睡眠時間にはくれぐれも気を」
「すみません」
「たまに休ませてやりなさい」
「はい」

いわく、過労、だそうだ。

ありがとうございました、と律儀に頭を下げて個室から出て、廊下へと出る。
明るい日差しに、ガラス張りの向こうには枝垂桜がふわふわと花弁を風に流す。
ぼんやりとのだめはそれを見ていて、かなりの時間それを見ていた。


「・・・」
ずるずるとしているのはきっと花粉のせいだ。鼻水が落ちてきそうになってはずるずると鼻をすすり、のだめはばくばくと林檎を食べる千秋を見やる。
「・・体調管理も・・実力のうちデスよ」
「・・・」
「まぁ真一君もまだまだだってことですよね」
「・・・」
「この青二才が」
「・・・」
「ムッツリの頑固者」
「・・・」
「朴ね――」
「黙ってればペラペラ言い過ぎだ!」
ぐりぐりと頭を押さえつけられた。ふぎゃーと悲鳴をあげればしばらくして千秋が笑った。
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by kanae-r | 2007-02-01 08:25 | 連>nodame | Comments(0)
目を開けたらそこに彼女が居たので、腹減った、と呟いた。
思いのほか静かなそこは病室でしかも個室だったようで(それに気づいたのは言った後だ)のだめは目をぱちくりさせていけた花を手にもって振り返っていた。
「・・りんご食べます?」
目を伏せて花瓶をのだめが置く。食う、と声を出せば自分でも驚くほどか弱い声だった。
そこの机の上には果物やらお菓子やらが積んであったが、そのかごの一つから林檎を一つ取り出してのだめは立ち去る。暫くして水の音、手にナイフを持って彼女は無表情で帰ってきた。
そこにある皿にするするとまではいかないが林檎をむいていく。柔らかな果肉に金属が切り込む音。のだめは無表情だ。
「どうぞ」
渡されたそれは器用にも二匹だけ変な形をしていた。どうも、と手を伸ばせば指先に甘い果汁が染みる。手にとったその変な形の林檎を見て、これ何?と言う。
「ウサギです」
嘘、と返して口の中に入れた。芳しい林檎の香。とげとげしい口調でのだめが返した。
「人に剥いてもらってその言い方はないでしょう?!」
そしてのだめは下を向いた。ごめんな、と小さく言った。
けれどそこは個室だからしっかりのだめの耳にはとどいたはずだった。
「・・・怒ってるのか?」
下を向いている。
「そうですよ」
泣き声なのは気のせいだろうか。
「開口一番腹減ったって・・」
自分はどのくらい寝ていたのだろう。
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by kanae-r | 2006-04-05 03:01 | 連>nodame | Comments(0)

それから、静かという音

耳鳴りのするような夜だった。あまりに静かなのだ。ほんの、少しだけ、戦慄を覚え、身震いする。
「…さむい…寒い!」
苦し紛れにそういいはなつ。白く吐息が生まれて消えた。
「あたりまえだろ」
中に聞こえていたようで返答がある。がらりと開け放たれた入り口に立ってもって、珍しく千秋が迎え入れるという優しさを見せた。(なぜかのだめには、優しい千秋が自然に思い浮かばないのだった)
のだめは急いで部屋の中へと入り、あたたかかな空気が体を包んで余計に震えた。深夜二時、小さなランプが光るだけの部屋、空気だけがあたたかみをもち、少し前まで明かりがついていたことを知らせる。
「さーむーいー」
「ばーか」
薄いパジャマは冬の寒さを防ぎはしない、暖をとるように身を寄せれば、まるでこどもあつかいのように髪をぐちゃぐちゃにされる。風呂上がりのにおいがして、のだめが幸せに浸っていると首ねっこを掴まれて、ベッドまで放り出された。(今度はまるで猫のように!)荷物を片付けた感あふるる千秋が、広いダブルベッドの向こうの方に倒れこむ。ふぅーと深い溜め息をついた。
「…疲れた」
かすれるような小ささをのだめはしかときいた。
「お疲れデスね」
「少しな」
「だいぶデス」
小首を傾げて問う。
「そんな真一クンにサービスしま」
「いりません」
瞬殺ー!と喚きながら千秋の上に倒れこむ。背中は温かかった。
「ここで寝たい」
「寝れば」
「いいんですか」
「うん」
「どうでもいいんでしょ」
「うん」
「甲斐性なし」
「言ってろ」
「襲いますよ」
「こわー」
千秋は寝る時に、静かに静かに眠りに落ちる。こちらが気付いた時には寝ている、そういうように。きっといつの間にか彼は寝てしまうのだろう、そうしたら布団をかけてあげよう、穏やかな心臓の音を聞きながらそう思う。
「お休みなさい」
「お休み」
そしてほら、彼は眠りに落ちる。のだめは静かに静かに、千秋の背中の上下にあわせて揺れていた。
投げ出された手をふと見やり、手の甲を少し、中指でなぞった。少し嫉妬するこの手が、同じようにのだめの指を嫉妬するならば、それはある意味、憧れというのだろう。毛布をかけて、目を閉じる。
「(ピアノ、ひきたい)」
音楽へのあくなき欲求が、のだめの中に静かに、とぐろをまいてこちらを睨んでいた。さあ見せてみろ、と言わんばかりに。温かな幸福をたしかに感じながら(それはまさに今自分の下にある)、同時にあるものは、きっと幸せな選択肢なのかもしれなかった。
「お休みなさい」
呟いた声に返事はない。静かな夜、微かな微かな寝息さえのぞけば、きっと耳の痛くなるような静けさだったのだろう。シーツの皺の陰が少し、蛇のように見えた。
 
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by kanae-r | 2006-01-03 22:03 | 連>nodame | Comments(0)

静かという音、と

そして表現されたのは彼女「らしい」世界だった。良くも悪くも、多少脚色され、とはいっても完全な再現など不可能ではあるが、それはこうして彼女の中に受けとめられたのだ。ふと振り返った顔が自分に気付きフリーズする。確かに本人には聞かれたくあるまい。いつもなら頭をはたくところを、敢えて流し、キッチンへとむかった。
持ってきたコーヒーを見て彼女は多少安堵したようだ。あからさまに顔を緩め、なんとも言い難い顔をした。
「ありがとうございマス」
渡す時に少し、掌が触れ、のだめが驚いたように手を引っ込めた。
「‥あついぞ?」
「いえ!あの、はい、頂きます」
今度は確かと渡して、自らの分を口に含む。やはり微妙な顔をしながら、ちらりちらり、と彼女はこちらをみやっていた。会話もなくただ喉を滑り落ちる音が聞こえるくらい、静かな空気だ。何を思うのか、彼女の目線はぼんやりと空中を漂う。
「…なんか、弾いて」
ぽつり、と溢した言葉はちゃんと彼女の耳まで届いていてくれたようだ。ふわり、綻ぶようにのだめが笑った。
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by kanae-r | 2006-01-02 08:47 | 連>nodame | Comments(0)