soiree
2017-02-14T20:19:29+09:00
kanae-r
当ブログsoireeは管理人kanaeによる雑多な二次創作を扱っております。苦手な方等はご容赦ください。
Excite Blog
目次
http://kanaer.exblog.jp/12750465/
2017-12-31T18:32:00+09:00
2017-02-13T20:55:21+09:00
2010-01-29T18:32:26+09:00
kanae-r
はじめに
since 2004.11-
以下より各カテゴリに飛びます。
のだめカンタービレ
千秋/のだめ
REBORN!
綱吉/
十二国記
陽子/
PSYCO-PAS
朱/
YURI ON ICEヴィクトル/勇利
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のだめカンタービレ
http://kanaer.exblog.jp/6557009/
2017-12-30T18:19:00+09:00
2016-11-26T22:56:35+09:00
2007-03-04T01:18:35+09:00
kanae-r
はじめに
基本ちあのだ。幸せな彼らとそれをとりまく人々。
+SSS(Short Short Story)
夫婦喧嘩 質量と加速度の関係 Embrasse-moi 「恵」 不可逆変化・可逆変化 nor 不慮 like blessing やまのあなたのそらとほくしあわせすむとひとのいふ 深い森 ゼロサムゲーム vanish 惑星 dating Tips 環状線 rain in the rain なつに。 電話後に understandable, for the life of me 距離 nevertheless 満ち満ちる にいづまひとりまどべにたたずむこと キス procession of the end of the world Life goes on 睡る仔供 浸透圧 モルヒネ 春はすぐそこ あいじょう ライカ オルト・メタ・パラ 狂う イングリッシュホルンとくろきくん english 靴下とかむにゃ a word which should not be there 右ストレート 累進 愛とはなにか お酒に酔ったいきおいで Load! バニラ
+連作
キッチン・シンクⅠ キッチン・シンクⅡ キッチン・シンクⅢ せいじゃく せいじゃく、そして。 無題b 無題a 無題c 食らうねこ食われるねずみ 食らうねずみ食われるねこ 一等の星 六等の星 静かという音 静かという音、と それから、静かという音 ホスピタル・ヴァリエーション ホスピタル・ヴァリエーション2 たなばた たなばたおくり
Escape from Plato's Cave 1 2 3 お嫁においで~まずはじめにのだめかくかたりき お嫁においで~ターニャの場合 お嫁においで~リュカの場合 お嫁においで~黒木泰則の場合 お嫁においで~松田幸久の場合 お嫁においで~千秋真一の場合
+届かない5題
01背中 02誰かのために祈る君 03時間の壁 04在りし日 05陽炎 稲妻 水の月
+言葉で綴る7つのお題Ⅱ(from TV)
1ちくちくと 刺さる想いと 逃げる術 2ひらひらと 舞う海風が 寄せたもの 3うとうとと 微睡むきみに 告白を 4ゆるゆると つかんだ指先 その温度 5しんしんと 降る宵闇に いざなわれ 6つらつらと 語る言葉も 尽きるとき 7もう一度 廻りはじめた 蒼い夜
+指に関する5つのお題(from TV)
1幸運を祈る 2話をさせて 3堕ちろ 4誓いを贈ろう 5約束を絡めて
+価値観に対する自己診断表
はじめに C Cooperation (人間関係、協力) F Family 家庭 I Independence 独立・自立 K Knowledge 知的研究 M Management 権力、支配 P Peace 平穏 安定 R Routine 日常性 Y Youngfulness 若さ 健康
+創作者さんへ選択式100のお題 (from TV)
1-15 16-30 31-45 46-60 61-75
+SS(Short Story)
ただいま 今までとは違うやり方の 空白 音の雨 フランスの朝の寒い日の夜明け頃のこと in the colors of your eyes after midnight 凱旋 sloppy girl スーパーカミオカンデ きみにかぎを、ぼくにきみを そしてどこにも山の姿は無い 従属型生活環 Kus
+ある家族の風景
toss NOW HERE(1) NOW HERE(2) NOW HERE(3) NOW HERE(4) チキン "annunciation" letter 世の中にさらぬ別れのなくもがな千代もといのる人の子のため
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REBORN!
http://kanaer.exblog.jp/23590348/
2017-12-30T16:20:00+09:00
2016-11-19T21:05:02+09:00
2014-10-19T12:21:22+09:00
kanae-r
はじめに
基本♀27、総受、綱吉至上主義。♀シリーズは、以下、年齢順。
+いろはうた47題 (from TV)
01生きる 息づく 居場所を求め 02浪漫 蝋燭 路頭を照らせ 03波紋 弾いて はじまる連鎖 04濁る 虹色 西日をころす 05彷彿 星々 誉れと称え
+Má Vlast 27♀
01 ヴィシェフラド 02 ヴルタヴァ
+12の宝石言葉 (from TV) 女性陣と27♀
01柘榴石 : 美しくなければ意味もない 02紫水晶 : 深窓育ちの無礼講 03藍玉 : 好奇心は夢を落とすか 04金剛石 : だから情熱は苦手 05緑柱石 : 僕に開いてよ 06真珠 : 色好みか貴方好みか 07紅玉 : 遊撃の二番手 08橄欖石 : ひねくれ者の純情
+師弟関係10のお題 (from TV) Re27♀
01質問禁止事項 02教育上良くないです 03仮病ノントロッポ 04反抗期武勇伝 05せのび 06サボタージュの小径 07これは賭け 08あなたまでの距離 09無知なくらいがちょうどいい 10卒業
+Alf Laylah wa Laylah X27♀
01 Afārīt 02 「蕾の薔薇」と「世の歓び」の物語 03 気の毒な不義の子のこみいった物語 04 人の世のまことの智恵のたとえ話 05 九十九の晒首の下での問答 06 智恵と歴史の天窓 07 運命の鍵 08 「真珠華」の物語 09 ジャスミン王子とアーモンド姫の優しい物語
+PROVERBS X27♀
In love is no lack Kings have long arms Life is sweet Seek and ye shall find Wedlock is a padlock
+甘えて、5題 27・96・69 (from TV)
01指を絡めて、寄り添って 02月も待たずに、キスをして 03息をひそめて、微笑んで
+夜に恋して5つのお題 (from tv) X27♀
01 さみしさ押し込め、自由を手にする 02 もどらない、あの愛しかたを思い出してみる 03 失うためじゃなく、見つけるために 04 憂鬱なみだ、星影浄化 05 いとしき闇は、意外にやさしい
+空色5題 (from TV) X27♀
01明日さえ見える 02くれないを背に 03想いの代弁 04神は哀れむ 05朝はまだ遠い 06後日談
+IHATOV X27♀
01’ The eagle of mount Iwate "Taneyamahagara's pastoral"’ 02’ "the Swordsmen's Dance of Haratai Kenbairen". "Star-Circling Song"' 03’ The Restaurant That Has Many Orders’ 04’ MATASABURO THE WIND IMP’ 05’ Night on the Galactic Railroad’ 06’ Be not Defeated by the Rain’ 07’ The eagle of mount Iwate "Taneyamahagara's pastoral"’
+Tableaux d'une exposition X27♀
01 Promenade/Gnomus
+parallel
かんおけの綱吉1 かんおけの綱吉2 かんおけの綱吉3
+オディール・マルコッティの話 27死後
1「序奏」 2「情景」 3「パ・ド・トロワ」 4「パ・ド・ドゥ」 5「パ・ダクシオン」 6「シュジュ」 7「ロッドバルト」 8「城」 9「ダンス・デ・クーベ」
10「フィナーレ」 11「情景(2)」 12「テンポ・ディ・ヴァルス」
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十二国記
http://kanaer.exblog.jp/23590353/
2017-12-30T12:21:00+09:00
2016-11-19T21:10:27+09:00
2014-10-19T12:22:35+09:00
kanae-r
はじめに
基本陽子総受・至上主義。
+sss
祝福のつもり 民衆を導く自由の女神 ラプラスの風 風紋
+Zodiac
4 aries 5 taurus 6 gemini 7 cancer 8 leo 9 virgo 10 libra 11 scorpio 12 sagittarius 1 capricorn 2 aquarius
+Le quattro stagioni
春はすぐそこ
+絵のない絵本
第一夜 少女の炎 第五夜 玉座の少年 第六夜 大平原 第七夜 森 第九夜 グリーンランドの夏の夜 第十夜 長い旅路 第十一夜 死の都 第十三夜 コウノトリがはこんできたもの 第十六夜 新しい服 第二十夜 沙漠 第二十五夜 黎明の煙突 第三十二夜 バターもたっぷり
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YURI ON ICE
http://kanaer.exblog.jp/24066374/
2017-12-29T11:33:00+09:00
2017-02-13T20:56:53+09:00
2015-01-28T22:57:26+09:00
kanae-r
はじめに
ヴィクトル/勇利
年齢操作パラレル設定有
+軌道共鳴
this is alternative universe. living regend yuri katsuki having been struggled by the shadow who don't know but somehow looks like victor nikifolv. one segmentaion takes one year. at last, they take 17 years to get married,to grasp each other, and to be filled.the whole theme of this series is the orbital resonance of ”stella”. all of story are shortly and fragmentary.
1.90377 セドナ
マルセイユ、12月(エッジワース・カイパーベルト オールトの雲) ボストン、3月 東京、4月
2.136199 エリス
チェリャビンスク、12月 ソウル、1月
3.19521 カオス
モスクワ、11月 ケベックシティ、12月 ニース、2月
4.50000 クワオアー
ミシサガ、10月 北京、12月 デトロイト、1月 トリノ、2月
5.20000 ヴァルナ
長谷津、4月 サンクトペテルブルク、5月 サンクトペテルブルク、6月 長谷津、7月 長谷津、8月 福岡、12月 ヘルシンキ、3月
6.38628 フヤ
大阪、4月 ピーテル、7月 ピーテル、2月
7.28978 イクシオン
バンコク、8月 バンクーバー、3月
8.Plute1 カロン
長谷津、8月 モスクワ、3月
9.134340 プルートー
長谷津、8月 ピーテル、3月
10.90482 オルクス
ピーテル、3月
11.38083 ラダマントゥス
バンクーバー、6月 バンコク、9月 ピーテル、10月
12.158361995DA2
北京、10月 バンクーバー、11月 コロラドスプリングス、1月
13.2060 キロン
サンクトペテルブルク、4月 バンクーバー、8月 バルセロナ、12月 ヘルシンキ、3月
14.NeptuneXIII ネソ
サンクトペテルブルク、5月 バンクーバー、6月 バンクーバー、8月 ケベックシティ、3月
15.NeptuneX プサマテ
バンクーバー、4月 バンクーバー、5月 サンクトペテルブルク、6月 バンクーバー、7月 ロスカボス、8月
16.NeptuneXII ラオメディア
バンクーバー、9月 バンクーバー、10月
17.ネプチューン
大西洋、4月 太平洋、5月 アカディア、8月
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PSYCHO-PAS
http://kanaer.exblog.jp/26650411/
2017-02-13T20:50:00+09:00
2017-02-13T20:52:09+09:00
2017-02-13T20:50:52+09:00
kanae-r
はじめに
朱
冬 春
依依恋恋
darkcyan lavender honeydew limegreen
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アカディア、8月
http://kanaer.exblog.jp/26589515/
2017-01-28T09:53:00+09:00
2017-01-28T17:34:15+09:00
2017-01-28T09:53:00+09:00
kanae-r
YURI ON ICE
大西洋の海の果ては懐かしいロシアにも日本にも繋がるはずだったが、海が延々と続くばかり。見えるはずもない。
夜がまもなく訪れるように、宵の明星がまたたきはじめる。
しあわせだなあ、と愛しい人はいう。そうだね、とこたえる。
この海はサンクトペテルブルクにも長谷津にも似ていない。カモメもウミネコも飛んでない。
昔話をするつもりはもうないから、この話は墓まで持っていこうと思う。
かつて心のどこかで、誰かの影を追っていた。誰かは自分だけを見て、抱きしめてキスをしてくれた。御守りといって金色のまあるいものを右手にはめてくれた。誰よりもそばにいると約束をくれた。スケートが何よりも大切なもので、それ以外に何もいらないと思った。その人は銀色と青色と白で出来ていて、冬のような人で、背が高くて、子供らしくて、泣き顔が綺麗だった。自分は弱くて、追い詰められて、精神はぐらぐらで、その人に依存していた。
記憶のなかにある影にとても近い人が現れてからは、ますます強烈な違和感と、既視感にはさまれて、混乱した。馬鹿らしい。狂ってる。その人はいないのに。この世界のどこにも存在しない。誰かの記憶と勘違いしている?その名前で呼ばないで。その名前はあなたじゃなく、いや、あなただったかもしれない…
混乱の中で澱が積み重なるように、黒い思いも積み重なる。大切な思い出が遠くなってしまう。記憶の中の影にまた会いたい。僕だけを見て。約束の金色だよ。思い出に縋るたびに心がとざされていく気がする。目の前の銀色の人の存在がますます心を乱していく。彼は何かを勘違いしている?僕が勘違いをしている?これが間違いだったら?また終わりが来たら?
目の前の人は確かに愛しい。でもそれはかつての熱と違う。僕が欲しいのはその愛では無い。愛だけじゃなかったような気もする。日々の暮らしが幸せに満ちていた。手を繋いで。キスをして。愛しいヴィーチェニカ。その名前はあなたのものだった?僕が欲しいのは彼なのか?彼はどこにもいないのか?ずっと探しているのに。
春が来て、夏が来て、秋が来て、冬が来て、また春が来て、時間がたっていく。身体が限界を迎える。時間が経つのがこわい。いつか氷からおりなければいけないときがくる。僕は氷の上以外で生きていく価値はあるか?死んでしまった方がいっそいいのでは?
朝がくる、夜が来る、また朝が、夜が来る。時間が経つのがこわい。年をとるのも。無駄な時間を過ごすのがこわい。眠ってしまうのがこわい。
いつまでも氷の上にいれればいいのに。
眠れないままに夜が終わるのを待つ。窓の外の星空を何度も見上げるうちに星々の名前を覚えた。みちしるべのようなポラリス。みえにくいけれどたしかにそこにあるポラリスアウストラリス。長谷津、北京、モスクワ、バルセロナ、サンクトペテルブルク、いくつもの場所で、夜が来るたびに確かめる。
彼は僕をいつも混乱させる。出会う先々で、一緒に過ごす中で。彼は美しく、優しく、泣き虫で、愛らしい。愛おしい。時間が経つのがこわいのはもう一つ理由ができる。いま、めのまえにいる、彼との別れもいつかやってくる。
そう、彼との別れ。神様の影に似ている、でも全然違う。彼はあたたかく、僕にloveとlifeを教えた。
長い月日が積み重なって、でも気付けば目の前の人の愛しい人からもたくさんのものを、もらっていた。気づかないくらい積み重なって、溢れ出てしまう。それは黒いものではなくて、あたたかく、柔らかく、ふわふわしていたり、あまいものだったり、宝石のような、キラキラしたものもある。新しい記憶。新しい気待ち。新しい愛の形。新しい暮らしの形。大切だと思っていたこの金色は、そこまで大切なもの?神様のためでなく、自分のためにキスをしてもいいだろうか。
神様の影を追わなくても幸せは手に届く場所にあった。それに気づいた。
ぼくのかわいい人、まるで、ぼくをみちびくみちしるべのような星。引き寄せられて、いつか帰って来る場所。君がいれば僕はどこまでも前に進んでいけるし、間違えた時には戻って来ればいい。ふたりでいれば、なんだってできる気がする。氷を降りたとしても、もうこわいものはない。きみがいればそれだけで。
朝がくる、夜がくる、また朝が、夜が。
春、夏、秋、冬、はじめて季節に色がつく。春の雪解け、花のかおり、夏の日差し、深緑のにおい、秋のつめたい風、木の葉のこもれび、冬の白い吐息、ゆきの音。時間が経つのが愛おしい。一日一日は愛すべきもので、こわいものではない。また明日、が楽しみだ。おやすみ、またあした、よい夢を。
なあに考えてる?柔らかい声。彼はとなりで微笑んでいる。海からの風。彼の前髪が揺れている。
…あなたのことだよ。なるべく優しく伝わるように返す。
繋いだ手の温もりが愛しい。近くなったり、とおくなったり、ケンカしたり、仲直りしたり、同じものを見ていたり、違うものを見ていたり。
家族になるってこういうこと?だんだんと積み重ねて、何かが溢れてしまいそうだ。同じベクトルを向いていたり、違うベクトルを向いていたり。それでも何処かで交差する。僕と君とは他人だったけれど、いつしかこんなに近くにいる。それってすごく、素敵なことだ。
アヴェマリスステラ、どこかの教会からかこどもたちの歌が聞こえる。
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太平洋、5月
http://kanaer.exblog.jp/26589649/
2017-01-27T11:21:00+09:00
2017-01-28T17:33:53+09:00
2017-01-28T11:21:52+09:00
kanae-r
YURI ON ICE
成田からバンクーバーへの機内は静かだった。日付変更線を越えて同じ一日へ戻る。
眠らなかったのか、隣の人の目元は赤くなっている。まもなく日が沈む。きっとその美しいマルーンの瞳も赤い色に輝くだろう。
手を握ってやれば、起きたの?と問いかけるように柔らかく微笑まれた。
手のひらはほんのりとあたたかく、少しほっとする。
死というものは誰にでもやって来るものだ。愛する人にも。いつかその時が来たとしても、ヴィクトルは幸せに見送れるだろうか。きっとその時までわからないけれど、たくさんの幸せで満たしてやって、天使が連れていくのが大変なくらいお腹いっぱいにしてやらないと。
たわいのないことをうつらうつら考えて、瞼がまた重くなる。
窓の外を覗くその人の横顔は美しい。次の朝までには彼も少し眠れるといい。
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太西洋、4月
http://kanaer.exblog.jp/26584444/
2017-01-26T08:36:00+09:00
2017-01-28T17:33:31+09:00
2017-01-26T08:36:41+09:00
kanae-r
YURI ON ICE
ぽーん、ぽーん、遠くから音が聞こえる。意識が浮上する。少し眠っていたらしい。静かに目をあける。機内は静かだ。ごう、と空気を切り裂く低い音。太西洋の上、宇宙の下。上空三万三千フィート。
すこしはなれた隣の席を見れば窓の外を見つめる顔がある。目元が赤く、充血した瞳。
手を握ってあげたいけれど、やや遠くて届くか届かないか。
視線に気づいたのか、朝焼けの水色をした瞳が勇利に気づいた。
口角を少しあげて、手を伸ばしてくれる。そう、手を握って欲しいのは僕だった。
日付変更線をこえて明日へ向かう。バンクーバーからシャルルドゴールへの空路だった。
指先が触れ合った。氷がとけたような、まろい瞳が笑みをつくろうと目じりにしわをよせて柔らかい色をつくる。彼は眠っていないらしい。
指さきか絡んで、その冷たさにすこしさみしくなる。だきしめてほしい。
時の流れは残酷だ。いつだって別れのときがある。永遠に一瞬にいてね、そんな気持ちをこめて、指の腹で撫でてやる。ヴィクトルの唇が音もなく動く。ずっと、そばにいるよ。
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バンクーバー、10月
http://kanaer.exblog.jp/26582988/
2017-01-25T16:38:00+09:00
2017-01-28T17:33:06+09:00
2017-01-25T16:55:51+09:00
kanae-r
YURI ON ICE
ノービスやジュニアの子供達にスケートを教えるのは楽しかった。
こどもは不思議だ。感性がちがう。きらきらと光る瞳は純粋で、どんなごまかしもウソも通用しなかった。
彼らに愛や希望を語れといってもそれは無理な話だ。彼らの話を聞いて、身の丈にあった、実体験をもとに語って、彼らの中にすとんと落ちれば演技で帰ってくる。伝わっていないのであればそれは帰ってこない。
きみはきままな天使だ。雲の上でおひるねしたら気持ち良さそうだよね、つかみどころのない、ふわふわとどこまでもいける。君のベッドにあるくっしょんにほおずえをついて、ねむいなあってあくびがでるね。
きみの大切なぬいぐるみを抱きしめてみてごらん、うまれたばかりのおとうとでもいい。たいせつにだかないとね。大すきだよってつたわるようにね。
ぱーぱとまーまがいなくなってしまって、きみはまいごだ、探しても探してもいないよ、かなしいよね。泣いてしまいそうだよ。
手のひらに糸がからまってるんだ。マリオネットみたいにね。上からつるされて、おどるんだよ、人形だからかちんこちんだ。
きみの影からにげるようにね、どこまでもおいかけてくる、つかまらないように、そう、にげてにげて、こわいものにつかまらないようにね。
君は木の葉だ、風があちらから吹いて、こちらから吹いて、くるくるまわるんだ、おちていったりまいあがったり、とらえどころがない。どこにつぎはいこうか。
彼ら彼女らといるとこころが満たされる。
普通の幸せを考えた時に、子供を持てないことだとか、世間体とか…考えてしまうことはある。自分は好きで納得してるからいいけれど、無理矢理巻き込んでしまった感のある彼は納得してくれるだろうか。
そういう意味ではこのリンクの上でのこどもたちが大会にでたりショーにでたりして氷上で表現することは、極論をいえばリンクをマネージするユウリと直截指導するヴィクトルの二人の作り上げたものになるのだから、すごく素敵なことだ。
ユウリのマネージャーとしての能力は誰もが認めるところだったし、ヴィクトル自身もそう思う。氷の上を散々楽しんだ後、彼は後進のために邁進して、日々の仕事にやりがいを持っているし、ヴィクトルだって大好きなスケートの指導と、何より大切なlifeの充実を図っている。
普通の幸せではないけれど、満たされている。彼もきっとそうだといい。
伝わるように、おはようからおやすみまで、たくさんのキスとハグをしてやるのだ。
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バンクーバー、9月
http://kanaer.exblog.jp/26582923/
2017-01-25T16:20:00+09:00
2017-02-03T06:00:12+09:00
2017-01-25T16:23:47+09:00
kanae-r
YURI ON ICE
一瞬の秋だった。
家の周りには黄金色の葉っぱがたくさん落ちて、川面がきらきらとかがやいて、本当に美しい朝だった。ヴィクトルと毎日のように散歩をした。日々色づく木々をながめて、木の実をみつけたり、まいにちなにか新しい発見をして、朝が来るのが楽しみだった。
散歩のあとはたっぷりの紅茶とジャムとパンと卵とベーコンとスープがまっている。ふたりとももうそこまで量は食べないから、いろんな味を楽しめるように、ふたりですこしずついろんなものをわけあう。新作のジャムのあじはどう?と美しい空色の瞳がわらう。笑うと目じりにかわいらしいしわがうまれて、勇利にはそれが愛おしくて仕方ない。
勇利はヴィクトルよりも早く家を出る。車は二台あるから、彼はノービスの子供達のクラスに合わせて後から家を出る。
オフィスでメールの返信を済ませて、ランチからのミーティングのための準備をする。午前はシニアクラスの方に顔を出すことになっていた。シニアクラスのコーチが勇利のオフィスに顔を出す。いくつか練習内容の確認と、それぞれの選手が参加する大会についての確認をする。
朝一番のリンクにはカザフスタン出身のシニアクラスの生徒が滑走していた。
勇利は彼に対して過剰には近づかない。彼は孤独であればあるほど強くなるタイプの人間だった。彼を観察して、言葉を選んで必要最小限を伝える。一から十までを伝えると逆効果なのだ。彼はきっかけさえあれば、自分で考える。むしろ、自分で考え納得しないとまえに進めない頑固さを持っている。
勇利を認めて彼がリンクサイドにやってくる。勇利がいくつか指摘をやると、彼はうなづいてまた滑り出す。
まもなくシーズンインだ。ぴりぴりとした緊張感が生まれはじめている。いい調子だ。
ランチはケータリングだった。頭を悩ませながら食べても何の味もしないので勇利はあまり好きではない。
午後出かけしなにリンクをのぞくと黒いタートルネックを着たパートナーが子供たちに囲まれている。彼はこちらには気づかない。勇利は彼がこどもに手取り足取りやっているのをみて、心がほっこりした。車を取りに行くために外へ出る。
木々が黄色く色付いている。
秋だ。秋。一瞬の秋。
毎日が愛おしく、当たり前が愛おしい。今週末から彼はユーリプリセツキーのためにロシアへ飛ぶから、いくつかロシアのユーリの為にお土産を持たせてやろう、と勇利は思った。
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バンクーバー、5月
http://kanaer.exblog.jp/26582323/
2017-01-25T11:18:00+09:00
2017-01-25T11:18:16+09:00
2017-01-25T11:18:16+09:00
kanae-r
YURI ON ICE
ヴィクトルは最近、ロシア語でよく電話をしている。時には諭すように、たまに少しだけ苛立ちを滲ませることもあった。Net.Net....何かを断っている。Yuri,と聞こえる気もする。電話を重ねるうちに、ヴィクトルはたまに笑いをこぼすようになった。溜息も。ヴィクトルが作ってくれた夕飯は今日もとっても美味しかった。僕は片付けの役目だ。
ベッドルームで電話をしている彼が戻って来たタイミングで出そうと思って、紅茶の缶とブランデーを準備する。ケトルに火をかける。
ヴィクトル、彼の大切な一年だと思うよ、君がそうしたいなら、彼のためにロシアに行ってもいいんじゃないかな。
ブランデー入りの紅茶を提供しながらそう話しかけると、彼は弾かれたように勇利の顔を見上げた。君にはなんでもお見通しだなあ、へらりと笑う。
きっとあれは正式なオファーでは無い。彼の生徒からの電話だろう。ヴィクトルは正式な手続きをしてカナダにやって来たし、バンクーバーのクラブの生徒だけではなく、フリーの立場で、振付師として自由に仕事を選べるはずだ。そういう契約内容だった。
本音を言えばね、ちょっと気になってるんだ。
観念したようにヴィクトルは勇利に抱きついて来た。ユーリプリセツキーは才能の塊だと、同じ会場にいた勇利も感じていた。彼の祖国ロシアでは、勇利のパートナーは世界選手権五連覇のリビングレジェンドと呼ばれていたし、競技人生の引退後もサンクトペテルブルクで後進の指導にあたった。相当な信頼があるだろうし、彼を支持する人が多いだろう。
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ロスカボス、8月
http://kanaer.exblog.jp/26582212/
2017-01-25T09:31:00+09:00
2017-01-25T10:09:24+09:00
2017-01-25T10:09:24+09:00
kanae-r
YURI ON ICE
新しく家に迎え入れたちいさな家族は、わう!と一吠えして、ちぎれんばかりにしっぽを振った。ステイ、シェイク、ディアザー、シット、オーケー、グッドボーイ、とユウリがちいさな家族にごはんをあげている。はじめての飛行機にもなんとか慣れてくれたらしい。見知らぬ場所で興奮して、ふがふがとあたりを探検していた。
マッカチンとお別れしたのは、引退一年前の世界選手権の年だった。相棒として支えてくれた彼を失って、身体の調子も悪くて、めちゃくちゃにユウリに当たってしまった記憶がある。彼は何も言わずにそばにいて、辛い体をマッサージしてくれた。
それから生活拠点も落ち着かなかったから、しばらく犬を迎え入れるなんて出来ない環境だったけれど、ユウリも、俺も犬が好きだったから、ユウリの提案に一にもなく肯定したのだった。
ノービスクラスの生徒の家で生まれたというこの子はかつてのマッカチンよりもやや濃い茶色をしていて、まるでチョコレートの色だ。
白いバスローブを羽織っているパートナーの首筋にすりすりと鼻を押し付けて大好きな香りを確認しながら、ヴィクトルはぼくらもあさごはんにしようよ、ユウリをテラスに誘った。
ヴィクトルは食べることが好きだ。食べること、睡眠をとること、好きなこととふれあうこと。毎日のライフの積み重ねで、幸せは出来ていると思う。だからこうしてバケーションで見知らぬ土地に来たり、異国の料理を楽しんだり、文化風習に触れることは、刺激的でだいすきだった。
ルームサービスで準備された朝食にはヴィクトルの好きなジャムがたくさん準備されていて、バンクーバーにかえったら、季節ごとにジャムをつくるのもいいなと思った。アプリコット、オレンジ、ブルーベリー、ストロベリー、プルーン、アップル。紅茶にいれても、スコーンにつけたっていい。
気づけばユウリがヴィクトルをじっと見つめているのに気づいて、食べないの?と問いかけた。もうお腹いっぱい。年だしね。あなたが食べているのを見るだけで幸せ。ふうん、とヴィクトルは生返事をする。他の人が作った料理を食べるのは新鮮で楽しい。せっかくなので楽しむことにする。
暑いから、お水をちゃんと持っていこうね。
ユウリは散歩のためのハーネスを準備している。日焼けをしないように、とユウリは俺にもつばの広い帽子をかぶせてサングラスも準備してくれた。ロシアの日差しと比べると、ロスカボスの日差しは殺人的だ。ヴィクトルは色素が薄いから、目もすぐ痛くなってしまうし、肌だってすぐ真っ赤になってしまう。からっとして、海が近くて、同じ地球とは思えない。
今日は泳いでもいいね、お昼はシーフードがいいなあ、俺が適当に話すことばに、ユウリはそうだね、そうだねと優しくうなづいてくれる。穏やかなバケーション。
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バンクーバー、7月
http://kanaer.exblog.jp/26581929/
2017-01-25T07:05:00+09:00
2017-02-14T20:19:29+09:00
2017-01-25T07:05:15+09:00
kanae-r
YURI ON ICE
リストをめくっていく。たくさんの可能性を秘めた小さなスケーターたちの名前がのっている。勇利は吐息を吐いて、背もたれに身を預けた。良かった、今年も十分な人材が集まりそうだ。
サマーキャンプはこのクラブの中での、勇利が始めた事業の一番目か二番目の功績だ、と先日オーナーは評価してくれた。予算の追加申請の許可と一緒に。このクラブは今や人材交流がさかんだ。外部の人間の出入りが多く、突然の来訪者やゲストのスケーターが居ても誰も驚かないし、滞在場所も練習環境も、申し分ない環境がいまや調えられた。若い選手がリンクに見学に来ているのをみて、勇利はこのためにやって来たのかもしれない、と改めて思う。滞在場所もトレーニング設備も食事環境も、若い選手に与えられるべきものは十分にある。それだけではなく、コーチングやスポーツ科学を学びたい選手の第二のライフを応援するための準備だってある。ブリティッシュコロンビア大学との事業連携も四期目になった。評判も、好調だ。順調に進んでいるときく。勇利はオーナーから今年呼び出しを受けて、今年はさらに新しいポストを得た。ありがたい話だ。後進のために道を作っているのだとやりがいを感じる。
地域と連携し、信頼を得る。中の人からも、外の人からも。バンクーバーのクラブの評判は徐々にあがっていったし、勇利は積極的にスポンサー回りをした。
東のトロントが伝統と言われたならば、西のバンクーバーは革新と呼ばれた。かつての紳士淑女のスポーツらしくトロントは高級クラブでもあり、閉鎖的な世界の中で一流選手がリラックスして滞在出来るのが売りだったので、それに比較してユーリプリセツキーのような彼が滞在するには、少し物足りないかもしれない、と勇利は内心危惧している。
リンクはただ一人のためのものではないので時間制だし、トレーニング器具だってそうだ。足りないものは外にも借りに行った。特にサマーキャンプの時期は毎回苦労した。年々規模が大きくなってしまったが、来年は人数を制限するか、より集中できる環境を探してバンクーバー以外での開催も検討しなければならないだろう。
ヴィクトルはロシアのシニアを除いて、バンクーバーのクラブではノービスとジュニアクラスの担当を受け持った。ヴィクトルは子どもが好きなようだった。自らも成長痛で苦しんだからか、ちいさな子供達や少年少女の身体の成長に合わせた練習プログラムや食事内容をかんがえたり、ひとりひとりに寄り添った指導内容が、彼らにも彼らの保護者にも好評だった。
モバイルにピチットチュラノンからのメッセージが入る。彼とは長い付き合いになる。今でも親友だし、それにいいアドバイザーだ。勇利とヴィクトルのプライベートを知っているのはスケーターの知り合いでは彼だけだし、(彼はその報告をしたときに本当に喜んだ!)かつてデトロイトで語った夢を実現し、タイの祖国にクラブを設立した。すごい労力だと思う。彼のクラウドファンディングの話やメディアや世間へのCSRの考え方に勇利はいつも勉強させられたし、勇利自身のバンクーバーの事業についても、彼は親身になって相談に乗ってくれた。
今月の下旬にピチットが家族と一緒にバンクーバーにバカンスに来るのだ。楽しみだ。彼の子供達は彼そっくりでつぶらな真っ黒な瞳で、愛嬌があって可愛らしかった。あとでヴィクトルにも教えてあげないと。
僕らのバケーションはどうしようか、夕食の時にでも彼に相談してみよう。そろそろ家に戻っているはずた。料理が好きな彼はきっと買い物をしている時間帯だろう。彼と一緒なら、きっとどこだって楽しいだろうけど。
良い週末を!勇利に声を掛けて同僚が先に帰っていった。気付けばいい時間だった。
ヴィクトルは先に帰っているはずだった。
「見て!ユウリ!」
貰ったらしいワインを嬉しげに抱えている。流石ロシア人。出会ってすぐの頃は、アルコールなんか飲まない子供だったのに。今では先に潰れるのは勇利だ。馬鹿らしいような、愛おしいような、曖昧な気持ちを持て余して、ただいま、勇利は笑った。
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サンクトペテルブルク、6月
http://kanaer.exblog.jp/26581912/
2017-01-25T06:55:00+09:00
2017-02-14T14:45:43+09:00
2017-01-25T06:55:05+09:00
kanae-r
YURI ON ICE
ユーリプリセツキーはかつて氷上の妖精と例えられていたが、いまやスタイルの良い立派な大人に成長しつつあった。スタイルの良い長い手足に、しなやかについた筋力をいかしたきれのいいジャンプが彼の武器になるだろう。
契約形態もアカウントの所在地も変わったために書類手続きが難航してヘトヘトになってしまったヴィクトルをユーリプリセツキーはオフィスのまえで待っていた。逃げんなよばーか、と暴言を吐いたそのユーリは、あきらかにほっとした顔をしていた。
ヴィクトルは苦笑いする。
彼には説明し納得していたが、今までよりは指導の色が少なくなる。メインコーチとサブコーチを交代され、さらにサブコーチを一人増えていた。ヴィクトルはあくまでも振付だけの契約だ。
ユーリはわかってるから、と分別を効かせた顔でうなづいた。ありがとうヴィクトル、感謝してる。
ユーリから前以て聞かされていたテーマは、感謝だった。いままで支えてくれた人達へ、愛を伝えたい、と。その振付はヴィクトルではないとダメなのだ、他の誰でもダメなのだ、と強い口調で言い切った。
かつて噛み付いて来た仔猫の様子とは打って変わって真剣な様子に、ヴィクトルはううん、と唸った。
「おれはじいちゃんに育ててもらって、モスクワに家族がいて、ずっと仕送りしてきたけど、サンクトペテルブルクではひとりだった。小さな頃はリンクへの送り迎えもじいちゃんがやってくれた。でも体調くずしててさ、いつまで元気かわかんねえし、じいちゃんが元気なうちにおれの感謝を伝えたい。絶対一番になって、その結果で伝えたい」
俺の今があるのはじいちゃんや、リンクメイトや、コーチ、モスクワの家族のおかげ。だから絶対勝ちたい。
ぎらぎらと瞳が闘志で燃えている。ヴィクトルは微笑んだ。彼を勝たせよう。
滞在して二日目の練習後、彼と一緒にデモ曲を選ぶ作業に移った。
ユーリはヴィクトルの用意した候補曲の載ったペーパーを何度か眺めて、うーんと唸って、そしてなあ、と躊躇ったようにヴィクトルに声をかける。
お前に振付師をどうしてもお願いしたかった理由があって…ヴィクトルの滞在するホテルの部屋だった。運命の一曲を決めるにはまだまだ時間がたりなかった。
ヴィクトルのプログラムは全部見た。お前が踊ってるプログラム、ぜったい愛を伝えてるんだって思うのがあって…お前、配偶者と死別したっていう噂があるんだけど…聞いていいのか迷ったんだけど、と躊躇った末に、もごもごとユーリが言った。世界選手権五連覇したときのやつ。
ううん、死別…?!なんだその噂。なんとなく聞いたことはあったけれど、放置していたのだ。
「…どうしてそう思った?」
ヴィクトルは悩んだ末にそんな答えを返した。
あれはね、俺の大切な人に振り向いて欲しくて、全てを捧げて踊ったプログラムだった、それは喉の奥に飲み込んだ。
感謝に見えたけど、でも、あれじゃまるで、なんていうか…
ごにょごにょと言葉を濁したユーリに笑ってやる。
恋人にささげるみたいな?
ユーリは躊躇ってうなづいた。
愛にもいろいろあるでしょう。献身的な愛、家族への愛、友人への愛、恋人への愛。全てが型にはまっているわけじゃない。きみは愛を型にはめなくてもいい。
きみだけの愛を見つけたらいいんだよ。だから君の話を聞こう。君の感謝はどんな愛かな?ふさわしい曲をみつけようよ。
言えばユーリは複雑な顔をしてうなづいた。
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